LED照明器具に関するQ&A

LED照明のよくあるお問い合わせ

寿命とメンテナンスについて
調光について
人感センサーについて
熱について
消費電力について
光について

LEDの寿命とメンテナンス

	LEDは寿命40,000時間を過ぎると切れてしまうのですか？
	切れません。 LEDの寿命は、切れる(点灯しなくなる)時間ではなく、明るさが初期の70%になる時間です。一般的には、LEDは時間とともに明るさ（光束）が低下するだけで、突然点灯しなくなることはありません。寿命の40,000時間に達すると、明るさが初期の70％程度になりますが点灯し続けます。ただし、電源の電子部品の経年劣化が原因で点灯しなくなる場合もあります。

	LEDは頻繁にスイッチの入り切りを行っても、寿命に影響ありませんか？
	寿命には全く影響しません。 LEDは白熱灯のフィラメントや蛍光灯の電極のように、スイッチのON/OFFによって負担のかかるような点灯構造になっていないからです。

	市販のLED電球を、今までの白熱灯や電球形蛍光灯の照明器具にそのまま使っても大丈夫ですか？
	使われる場合は必ずご確認ください。使用可能かどうかは一概に言えません。使用器具とどのLED電球かを明確にして、問題がないかメーカーに必ずご相談ください。

LEDの調光について

	LED照明器具を調光する場合、専用調光器を使わないとダメですか？
	表示された専用調光器をお使いください。調光できる器具は、例えば「調光可能」などというように、カタログ等に表示している器具のみですが調光可能となります。調光不可のものもあるので、ご注意ください。調光の際は、必ず指定の専用調光器をお使いいただくようお願いいたします。専用調光器以外の調光器(該当のLED照明器具とは違う他社製品等)を使用すると、LEDのチラつきの原因になります。

	LEDを調光すると、節電効果が得られますか？
	はい、LEDを調光すると節電効果がございます。 LEDも明るさに比例して消費電力が少なくなるので、白熱灯と同様、節電になります。ただし、白熱灯のようにランプ寿命が延びたり、光色が赤味を帯びることはありません。

LEDの人感センサーについて

LED照明器具に人感センサースイッチを接続させることはできますか？

メーカーごとに販売されている、LED照明器具対応の人感センサースイッチをご使用ください。

ON/OFFタイプの人感センサースイッチが使用できます。

人感センサーにLED照明器具を接続する場合は、適合容量を守って接続してください。

LEDの熱について

LED照明器具の熱はどうなっているのでしょうか？

前面に出るLEDの光には、ほとんど熱は含まれておらず、長時間の使用でも大きな変化はありません。

LEDの光は赤外線をほとんど含んでいないので、照射対象への熱の影響が気になるときにおすすめです。

ただし、LEDは素子周辺、電源部等はかなり高熱になっています。

LED自体は発熱しており、照明器具本体を通じて外に放熱しています。

消費電力が少ないため、白熱灯ほど高温にはなりませんが、LED照明器具も長時間点灯させると熱を持ってきます。

LEDの消費電力について

同じ明るさ相当表示(例：白熱灯60Wタイプ)でも、照明器具それぞれで消費電力が違うのはなぜですか？

明るさの相当表示は、商品それぞれの性能によって異なります。

同じ明るさを出す照明器具でも、パネルタイプやレンズタイプなど照明器具の種類によって光の質や配光が違うため、消費電力も異なります。

また、使用するLEDと電源の組み合わせとも関係しています。

LEDの光について

	LEDの光に虫が寄りにくいのはなぜですか？
	蛍光灯の光は紫外線を多く含んでいますが、LEDの光にはほとんどありません。多くの虫は紫外線を感知しているので、LEDの光に寄ってくる虫は少ないといえます。

	同じ温度なら、標準色タイプでも高演色タイプでも、光の色は同じですか？
	光の色は基本的には同じです。ただし、照射物の見え方が変わってきます。高演色タイプのほうが、照射物の色が自然光に近い見え方で再現されます。

	標準色タイプと高演色タイプでは、明るさは変わりますか？
	標準色はより明るく、高演色は少し暗くなります。演色性が高いタイプほど、照射物がより自然にみえますが、照度は少しダウンします。効率を重視する場合には、標準色タイプがおすすめです。

	蛍光灯のように、玄関などの寒い所でLEDを使用すると、暗くなったりしませんか？
	LEDは寒い場所でも蛍光灯のように暗くなりません。また、明るくなるまで時間がかかることもありませんので、玄関のような寒い場所には特にLEDがおすすめです。

	LEDは光の色の違いが多いと聞くのですが？
	照明器具メーカーによって光の色にばらつきが生じることもございますので、注意が必要です。実は、蛍光灯(三波長)もメーカー別に光の色が少し違っています。 LEDの場合も、素子等の影響もあり、同じ色温度表示でも色が異なる場合がありますが、年々バラつきの差は少なくなってきています。